最近にかぎらず。技術系マスコミの

やれ○○が良い。△△が悪い。って記事にちょっと閉口。つーか具体的に言えばSE Linuxとかね。きっと数年後には「SE Linuxの出た当初には、管理が難しく、構造上の弱点も見つかり云々かんぬん」って記事が出たりすると思う。(もしくは、TEをベースにしているので、特許状の問題とかね。SE Linuxという実装はフリーになっているけれど、TE2.0みたいなのがでてそれは特許で守られつつ、従来のTEベースの概念では克服しがたい課題が見つかる。。とか)(別の不満としては、SE Linuxの元になってる考え方さかのぼれば”新規性はそんなにない。”見せ方の問題だ。ということも分かると思う。念のために言っておくと名前も知らないけれどSE Linuxの開発陣営だとか、そのライセンス元だとか、元の技術を蓄積してきた方々は尊敬している。見せ方がうまかったとも思うし、上手に見せないと飯には。。以下略)
これはマスコミの持つ根源的な問題かもしれず。
というのはマスコミって言うのは新鮮な情報を届けたいし、情報を受け取る方も新鮮な情報を受け取りたいと思っていると思う。とりわけIT業界とか言われるところでは日進月歩だかDOG YEARだか特にそういう傾向が強いと思う。よく言われている「マスコミは持ち上げて引きずり落としての「落差」で儲けている。」っていうあれは、本当だと思う。

               新技術到来(従来より良いということで話題性がある。)
                 −−−−
               ↑|    |↓            ↑
               ↑|    |↓            こ
平均点−−−−−−−−−−−−      |↓            の
                     |↓            幅
                     |↓            ↓
                      −−−−−−−→     
                    (昔の)新技術に弱点発覚

上記のように従来の平均的な技術?より、良い手法とか駄目な開発者でもいけてる手法がうまれて、そして消えていく。そのときの上がり幅や下げ幅が大きければ新鮮なもの(情報)とうつって価値ある情報のように見える。なにもマスコミが悪いというわけではなく、まーなんというか、海外のことはよくわからないので、仮に「日本人の国民性」としておいてもいいけれど声が大きい人の言うことを信じてしまう大衆やら技術者やらの側にも問題があると思う。でも、そんな中でも著者や編集者によりけりでなんともいえないのかも知れず。尻切れだけれど、SE Linux関連で別のことを書くのでこれで終了。