手作りマイコンBabbage3号

手作りマイコンBabbage3号

「CPUの創りかた」を読んで久々に取り出してきた。

非常にプリミティブなマイコンボードの製作、
「初歩のデジタル回路 手作りマイコン
のリニューアル版と言える内容だと思う。
どうリニューアルされたのかというとZ80などの単機能なチップで
自作ボードを作っていた
「初歩のデジタル回路 手作りマイコン」時代
(ボードの名前はBabbage0号だったような?うろ覚えですが。)
と比べ、AKI-80という秋月電子通商のワンボードマイコン
置き換えてある。

(意識的に)始めてさわったパソコンが16bit時代な私は、
初歩のデジタル回路を読んで、強い衝撃を受けた。
昔ばなしに手焼きのROMの話は聞いていても、「手入力のRAM」の
回路図が出てくると、余りのプリミティブさにクラクラと
きてしまった。
データバス、アドレスバスにトグルスイッチを接続した姿、
まいりました。

しかし、時は流れて平成の世。
多くの結線が必要だった周辺チップは統合され、
既成の基板に実装されています。
壮観だったトグルスイッチはコンパクトで(bit数あたり)安価な
ロータリースイッチに置き換わってしまっていた。
実装が楽になったのとは逆に私のモチベーションは
冷え込んでしまった。
CPUの創りかたとは逆のことを言っていますが…)
昭和は遠くになりにけり。です。

しかし購入しておいてよかったと思う。
ちなみにこのとき、AKI-80は購入したものの、
未だに組みたててもいない。
マイコンデビューはいつになる事やら。