トップ技術者の5冊の本紹介

とかあっているけれど、あんま企画としてはいけてないっぽい。正確に言えば、企画は予想通りのあたりかたをしていても、方向性が私好みではない。しかし5冊の本を紹介するというのは下手に日記に(偽りの)記述をするより、ずっとその人の人間性が明らかになるんじゃないのかという妄想もあり、えーとトップ技術者とは何の関係も無く。明らかにトップじゃなくても私も5冊の本を紹介してみることにした。正確には5タイトル。
なんか他にも紹介したいものがあったような気もするけれど。
ネットワーク系・暗号系・OS系・HW系・並列計算・数学・スクリプト言語は不思議と含まれなかった。タブン、それらは大学以降に触れたものが多いので、同時にいくつかの本を読んだりWWWサイトで見たり、manやらソースやらinfoやらでみたりが多かったのだと思う。あと、近年雑誌やムックに良い記事があっても書籍化されていないというのはあるかも。

大好きな山岳小説。鬼気迫るとはこのことかと思う。

神々の山嶺 上 (集英社文庫)

神々の山嶺 上 (集英社文庫)

同シリーズの魍魎のハコの方が怖いけれど、それにはない(極私的な)リアリティがあり個人的にはシリーズ中ベスト。

鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)

鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)

  • プログラミング作法

あまりにも有名な本だけれど。これに記載があるRatforのおかげで、言語にとらわれることが無くなり、それが故に私自身も足場を失った、個人的記念碑的な出会いをもたらした本。今でもこの内容を私は超えていないと思う。

プログラミング作法

プログラミング作法

記憶が確かならこの本で作成するマイコンボードでは、CPUとメモリを切り離して(ハイインピーダンスにして)、メモリにスイッチで1ビットづつデータをエントリしたりするシチュエーションがあったような気が。すごいショックを与えてくれたと思う。このシリーズはお勧めだけれど絶版なのが残念。

Z-80 実用マイコン製作 DIGITAL INTEGRATED CIRCUIT(初歩のディジタル回路4)

Z-80 実用マイコン製作 DIGITAL INTEGRATED CIRCUIT(初歩のディジタル回路4)

未だかつて、この本の記述の「完成感」を超えるソースにはお目にかかっていない。それは私が年をかさねて、経験を重ねたが故に何かを失ったからかも知れないけれど。大学のときにはc.mosさんよりも日高さんの影響が強かったと思う。

98版ゲームマシン語シューティング

98版ゲームマシン語シューティング


ここまで書いておいて、C言語を256倍使う本とか、近代プログラマの夕べ2とか、柴田望洋先生の緑色のC言語入門書とか日本税務経理協会の参考書とか色々思い浮かんだけれどそれは別の話?というかなぜか5タイトルとしては浮かばなかった。浮かんでない中に、意識に上らないだけで滋養として深く染み渡っている本があるかも。LISPとかFORTHの本も一つも入ってないのは意外といえば意外。