in市民球場

奥田民生の「東京ドームなんて興味ないし、だいたい巨人のとこですよ。オレが広島やカープが好きなのは理屈じゃない」という中国新聞号外のコメントを見て、樽募金などのエピソードを見て目頭が熱くなる。そういえば野球を見ていた頃(小学生ぐらい?)はカープファンだった。野球そのもの見なくなってからは父ほど一喜一憂できないでいたけれど。あと球場の空気、狭さ、フェンスの低さ。女性へのやさしく無さ(トイレが小さい、少ない)など。平和台球場を思い出した。当時は野球と言うのは男の世界だったなー。ダイエーファンじゃなかったけれど、平和台で見ていたナインの姿には男の姿みたいなのを見出してたと思う。オープン戦ではカープが来ることもあってうれしかったとかそんなことを思い出す。いや、でもその記憶以上に市民球場は郷愁に満ちていた。広島で育ってカープを応援し続けている奥田民生がここでやる上に、それを聞けるというのはすごくうれしい。

号外の裏には「それ行けカープ」の歌詞や風船の飛ばし方も乗ってて、始まるまでの2時間ぜんぜん退屈しなかった。

ライブが始まる。作務衣に(トレードマークの?)頭に巻いたタオルという姿で奥田民生が現れる。
タミサマーの声援がすかさず(男性の声で飛ぶ)
外野ということで、距離もあることもあり、最初はなかなかどういう感じでいたらよいのか周りの人も分からなかったようだが、外野向きで歌ってくれたあたりからいいかんじになってくる。
本当にギターだけであとはほんのちょこっと、携帯タイプのリズムマシーンをカバー曲で使ってただけだった。あ、あとハーモニカ。ブルーハープ?っていうのかな。あれもかっこよいし、聞いてて心地よいし、それと民生ギターにちょっとあこがれた。。
カバー曲も数曲あって自分の語彙の無さがうらまれるけれどすごく良い。DVD化するときにそういう曲も残しておいて欲しい。(彼女がうはぁとかいってたので、尋ねてみると、やっぱりUNICORN時代の曲もセルフカバーしてたみたい。)
とにかく会場全体紅い色の服の人が多く、メドレーに「それ行けカープ」を混ぜたりとファンサービスがすごくあって、29曲もやってくれて、感動。3500円でこんなにいい思いができるとは!
来年も是非またやって欲しい。