グラディウスV

ネット上でいろいろ評判のソフト。
ゲーム音楽っぽくないという話を聞くけれど、「最近の」「コナミブランドの」ゲーム
にしてはいいできだと思う。
昔懐かしい感は必要十分に配合されてるし。
もう随分と、ポジティブな意味合いで使わなかった、バランス感の良さなんていう言葉で好意的に評価したい。
(といっても、A-JAXとすーぱーこんとらの曲の区別かたまにつかなくなったり、A-JAXの曲ってどんなんだっけ?って聞かれると、究極タイガーの曲口ずさんでしまう程度の元ファンなのでどこまであてになるかは不明だけれど。)
コナミっぽさについていろいろ言われてるけれど、製作会社から看板会社に変わったとか、そういう大人の事情はさておき、昔と今のメーカらしさやゲーム音楽について言えば、昔は表現力やリソースが限られていたため、お客を満足させるために独特の技法を使っていたということやマーケットのアーケードと家庭用の違いもあると思う。ゲーセンなんてものは音をガンガン流してるわけだから、1フレーズでも覚えて欲しいと願って作るのと、家庭で正座して目を閉じてじっくり聞いて欲しいという時では自ずと方向性は変わると思う。
ステージの差異が少ないことも同じだと言えるけれど、正直、覚えられなくなった。展開ごとにスクロールの方向が変わるぐらいは(自機の向きが変わらないだけで)やってるか。

敵をぷちぷち壊す感触が良い。最近の感触少なめゲームには慣れつつも食傷だったし。

使ってるオプションのタイプは3か4。これはプレイスタイルにもよるものだと思う。
従兄弟が帰省の際持ってきてくれたのだから二人用をやることが多い。その際、従兄弟のタイプ2の操作があまりに綺麗であり、また、有効でもあるのだ。(時々、レーザーの動きに見とれて壁に当たっている。)一人でやる時にも二人でやる時にも同じ装備でやりたいので、2はかぶるしあそこまで上達することは厳しいのでパス。ネット上で評判の1は「オプションの位置を自由に固定できたらな」という妄想に応えてくれるものだし、操作感も良好だが、究極にはオプション無し(相方に4つ付けてもらう)プレイを目標としている自分のスタイルに会わない。一つのときのタイプ1の間隔は無いのと比べると有効だが、さして魅力ではない。そうすると3か4だが、当初、自分の回りを回るだけと言う馬鹿みたいな単純さを好んでいたのだけれど、やっぱり物足りなくなって専ら3となった。
主武器はレーザーがファイヤか、Eレーザー、2ウェイはフリーウェイ。このタイトルでは色々な方向から敵がでてくるし昔は役に立たなかったというか役立てられなかったフリーウェイがそれなりに使えるのが嬉しい。(きっと哀しい人もいるだろうけれどね)フリーウェイの時の弾幕の薄さは、(たびたび関係ないメーカで恐縮だが)ダライアスをやってると思うことにするか、相方にカバーしてもらうか、オプションを自機に重ね合わせてカバーするかの三択にしている。
フリープレイで散々遊んでおいてなんたが、フリープレイは無い方が良かったかもしれない。
十分に買いだと思った。
ストーリも予定調和的でお子様にも進められるし、何も考える必要も無い。
(個人的にはフィロソマがやりたくなった。)

好意的なことばかり書いてきたので、もしこうだったら嬉しいな、という点を二つ
最後のゲージにレデュースが欲しい。当たり判定は十分に小さいけれど、弾幕ゲー慣れしていない自分が大回りしてしまう。
壁に当たる寸前に、コントローラーがブルブルして欲しい。高速で居眠りしていて、壁にぶつかる寸前にタイヤと路面の擦滑音が変わり我に返るという経験は誰しもが経験すると思う。同じような仕組みがあればもっと余所見やいろんなことができる気がする。